携帯電話の掲示板では「泊めてください」などと書き込む女子中高生が...
「だれか今日とめてください(絵文字)まぢこまってます(絵文字)都内の人お願いします」(女性 18歳 東京)
「家出する気あってもお金なくて父親からお小遣いもらってません(絵文字)誰かメールくれませんか?」(女性 16歳 埼玉)
「誰ヵヽ…学校も家も嫌です…友達と2人で家出を考えてL1ます…」(女性 14歳 愛知)
ある携帯電話のサイトの掲示板では、家出したと思われる少女たちが、その日の宿を探す書き込みをしている。書き込みは、10代の女子中高生が多い。一方、男性側だが、こうした書き込みには「よかったら力になるよ!連絡してみてね」「まだ探してるんだったらいつでも来ていいよ」などと「親切に」 対応している。ここでなら、女子中高生たちは家出しても「宿泊先」を見つけることができそうだ。しかし、その「宿泊先」でどんなことが待ち受けているのかはわからない。
家出少女をめぐっては、ここ最近でネットを介した事件が多発している。 10月23日には、携帯電話の出会い系サイトで知り合った中学3年生の少女を5ヶ月にわたって自宅マンションに住まわせたとして、アルバイト店員(25)が県青少年育成条例違反で逮捕された。10月16日には、出会い系サイトで知り合った兵庫県の中学2年生の少女を誘拐したとして、神奈川県の男性(38)が逮捕されている。
さらに10月14日には長崎県の小学6年生の女児が大阪市のマンションに8日間連れ込み誘拐したとして同市の会社員(20)が逮捕されていたことがわかった。2人が知り合ったのは、女児が開設したブログ。しかも、この女児は「お兄ちゃんは悪くない」と、会社員を擁護する供述をしていたという。
出会い系サイトがきっかけで知り合った家出中の少女(17)に現金3万円を渡しわいせつな行為に及んだとして、静岡市の小学校教諭(51)が9月25日に逮捕される事件もあった。携帯電話の自己紹介サイト・プロフを通じて、家出中の東京の女子中高生2人が暴力団員らにホステスとして奄美大島の飲食店 で働かせられたという、「人身売買」とも言える犯罪も発生した。
家出少女を誘い込む書き込みは数え切れない
児童福祉や児童買春事件に詳しい奥村徹弁護士はJ-CASTニュースに対し、「家出少女が居場所を求めたり、生活費を稼ぐために売春をするケースはたくさんある」と話す。
「以前は家出少女が盛り場を徘徊するということが多かったが、今は携帯電話があるため、小さな街でも男女がやりとりできるという点で、自分自身のそばに盛り場がある状態です。警察にとって家出少女の活動が見えにくくなって、誰も規制できない」
出会い系サイト規正法などでは、ネット上で性交渉を誘い込む書き込みは禁じられている。しかし、「泊めるだけ」という名目で、ネット上の掲示板などでは「一人暮らしだからいつでも泊まり来ていいよ」といった家出少女を誘い込む書き込みが数え切れないほどあるのが実情だ。
警察庁が2007年10月23日に発表した06年度の少年補導・保護調査によれば、家出中に売春させられたり、みだらな行為をするなどの被害にあった被害少年(福祉犯被害少年)は654人。そのほとんどが女子中高生だった。
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