2人きりになれば恋愛関係に持ち込める。これはゆるぎない信念だった。家出の原因となった家族と少女との関係をテコにして、家族と対峙する自分と少女。その関係はおのずと強いものになるからだ。しかし一方で、いわゆるプチ家出という安易な家出人では、ここまでの関係は築けない。そういった少女は、都会の軽薄さ を身に着けており、自分の都合の悪いことには近づかないからだ。だから、もっと深刻な家出人でなければ、お互いの絆を深め合えないと考えた方がいいだろう。家出少女は基本的には傷ついている人だが、一方で単にわがままな人間であることも有り得る。これは普遍的な真理だ。

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